前著「米軍と農民」からおよそ20年後の著作である。 憤然たる心象から紡ぎだされた前著とは打って変わって、20年という闘争の歴史が、俯瞰的に、あるいは達観的にまとめられている。 命こそ宝―沖縄反戦の心 (岩波新書) 作者: 阿波根昌鴻 出版社/メーカー…
著名な政治家の本ではなく、明治生まれの農民によって書かれた本である。 阿波根昌鴻(あはごん しょうこう)その人は、もし、戦争がなかったなら歴史のひのき舞台に出ることはなかったであろう。 阿波根の住む伊江島は、1953年(昭和28年)7月19日…
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