mumeimaru's diary

読書、宗教、日々の思索。あちこちにぶれる日記です。

人格形成のプラトー

うまい言葉が見つからない。 精神的成長には限界がある。 若いころにロールモデルにしていた人物の年齢を遥かに超え、 一向に超えられないばかりか、到底近づけそうにないレベルで足踏みしていることに愕然とする。 若いころから人格の陶冶には関心があり、…

反応について

反応について。 生きていくために、事象の様々な要素に機敏に反応し、 生存競争からの落後を回避しようとするのは人間の自然な営みだろう。 それは生物学的なプログラムから始まり、長じるにつれ心理学的営みになり、集団生活が生きる枠組みになるにつれ、社…

再開

書くという営みから少し距離を置いていた。 書くという行為がしんどすぎたのかもしれない。 しかし、しんどくない生き方はそれはそれでなんともつまらないものだ。 急かされるように、タッチボードに指を起こした。 あー、どうだろう。 それだけで帰ってきた…

文章

文は人なり。長いセンテンスの文章は醜い。突き動かされる文章は脆い。今日から意識して文体を使い分ける。いや、それにしてもブログを書き続けるというのは難しいものだ。

ソフィーの選択

こういう映画を見ると、宗教組織というのは暇人の互助会としか思えないな。 ソフィーの選択 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル 発売日: 2013/11/06 メディア: Blu-ray クリック: 14回 この商品を含むブログ (1件) を見る 好きな時に食べ…

お仕着せの超自我を破壊せよ

動物に超自我はない。彼らの意識は、遺伝的指令とある種の自我によって構成されている。とすれば、超自我こそ人と動物を隔てるものであり、人が人として生きるためのツールである。だからこそ人は、生きるために思想を求め、宗教を必要とするのだろう。突き…

定例親子キャンプ  平成26年4月

キャンプは、実体験の中で必要なものを少しずつ揃えてくのも楽しみの一つ。 次回 までに揃えておきたい道具。 炭用のトング 飲料水用のタンク テーブルセット タープ用のポール ランタン用のポール ダッチオーブン 初心者であることが、すぐにわかるリストだ…

菩薩は、願望から生まれた物語に過ぎない

よくわからないのが、菩薩と仏の違いである。 仏が最終解脱者であり、菩薩が最終解脱を前にしてあえて修行者のレベルにとどまっている段階というくらいのことはわかる。例えて言えば、仏は成仏の有資格登録者、菩薩は資格取得はしたけれど、有資格者としての…

自我の終焉 クリシュナムルティー 第二章

章題 われわれは何を求めているか -「神」を発見する旅に出る前に、まず自分自身を理解すること- 曰く この場合、まず私たちがしなければならない問題は、自分の意図を自分の心の中で明確にすることではないでしょうか。これが一番難しい問題なのですが。 何…

認知心理学入門 仲真紀子編

章立ては以下のとおり。主題よりも副題の方が中身にマッチしているので、副題の方を記す。今後さらに探求すべき事項については、太字にした。 1 視覚と視環境 2 聴覚と言語音声と音楽 3 感覚と時間知覚 4 短期記憶・ワーキングメモリ・自伝的記憶 5 記…

嘘つき

これも命こそ宝(阿波根昌鴻著)から。 「当時、子ども心にどこかおかしいと思ったことがあります。役人や学校の先生とか偉い人たちが村に来て、農民をうんと誉める。みな農民は国の宝だというのです。農業は国のもと、農民がいなければ人間は生きていけない…

小堀啓介から宮崎政久へ

宮崎政久は、普天間飛行場が所在する沖縄県第2選挙区から立候補し、議席を託された占領、いや選良だ。彼は普天間基地県外移設を高々と掲げ、平成24年の衆議院選挙で当選(選挙区で落選、比例で復活)したが、1年も経たずに県内移設に舵を切った。 http:/…

生の全体性ーJ・クリシュナムルティー

これを体感することができるだろうか。 「そこで生を、ばらばらでない、全体的で、継続的に流れる全的な運動として、観察してごらん。『継続的に』と言っても、それは時間的な意味においてではない。ふつう、『継続的』という言葉は時間をその裏に含んでいる…

命こそ宝 沖縄反戦の心

前著「米軍と農民」からおよそ20年後の著作である。 憤然たる心象から紡ぎだされた前著とは打って変わって、20年という闘争の歴史が、俯瞰的に、あるいは達観的にまとめられている。 命こそ宝―沖縄反戦の心 (岩波新書) 作者: 阿波根昌鴻 出版社/メーカー…

米軍と農民 阿波根昌鴻

著名な政治家の本ではなく、明治生まれの農民によって書かれた本である。 阿波根昌鴻(あはごん しょうこう)その人は、もし、戦争がなかったなら歴史のひのき舞台に出ることはなかったであろう。 阿波根の住む伊江島は、1953年(昭和28年)7月19日…

スウェーデンは、フリーセックスなのか

職場の部下が、スウェーデンで研究生活を送っていた友人から聞いた話では、スウェーデンでは結婚していても、お互いの性生活にはかなり寛容なスタンスを取っているとのことであった。つまり、既婚者であっても、わりとカジュアルな感じで恋人がいるらしい。…

現実はそう簡単にはいかない

本を読んで気づいたことがあったとしても、現実でその知見が即展開できるかと言えばそう簡単な話ではない。例え鮮烈な啓発を受けた時であったとしても、俗世の塵を払った気になるのは極めて短い期間であり、日が経つにつれ、その感動はいつの間にか霧散して…

依存

終わることと始まることは、同じことを別の角度から表現したに過ぎない。それは同時に起こると言ってもいい。一つの依存が終わった時は、別の依存が始まる時だ。依存している時は、依存している感覚すら持ちえない。それほど依存は、本質的な精神の営みであ…

小学館 日本の歴史2-日本の原像

初心者には、手ごわいと言えるだろう。大枠の時代区分的な説明は省かれており、弥生時代から平安時代までの行政機構を丁寧に追っている。一般的に重要と思われる政治史についての記載は、少ない。というかほとんどない。大雑把な時代の流れを知りたい私にと…

われら ザミャーチン

われら(ザミャーチン)読了。自我の終焉(クリシュナムリティー)→素晴らしき世界(ハクスレイ)→1984年(オーウェル)から辿ってきた。小笠原豊樹訳で読んだのだが、どうも岩波文庫の川端香男里訳の方が評判はいいようだ。人間が、意思を放棄して概念…

ブログ始めてみる

気がつけば中年。中間管理職。子育て真っ盛り。繁忙な日々に追われ、ただ流される生活にいささか危機感を覚えている。ブログを始めるきっかけってのは、こんなものだろうか。こそこそするのは嫌いなのだが、故あって実名記載はできない。まああまり気合を入…